
スイスは日本人が最も好きな国として、いつもアメリカ、フランスより上位にある。
中でも一番人気がある地域としてグリンデルワルト村はツェルマットとトップの座を競っている。
1月2日朝、40年以上も前に村のホテルの一人娘フレーニさんと結婚した日本人、中島正晃(通称さいこう)さんから元旦の村を写した一枚がメールで送られてきた。
ホテルの名は「ワルトホテル・べラリー」。百年以上の歴史を誇り、ヘルマン・ヘッセが宿泊したときの記帳も残る。村の南面に立つホテルのテラスからは、アイガーの北壁がのしかかるように見える展望の宿でもある。
雪にすっぽりとおおわれた清浄そのものの村の景色は、ホテルの玄関からグリンデルワルト駅へ下る坂道の情景である。
中島さんの人生遍歴は1979年、彼を主人公にした小説が東宝で映画化されているが、詳しく読みたい方には『グリンデルワルト便り』(山と渓谷社刊・中島正晃+土田玉江共著・1995)をお薦めしたい。本書から彼の人となりのほか、旅と観光に対するスイスの取り組みも同時に知ることができる。
投稿者:森田芳夫
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