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『篤姫』第45回「母からの文」

 龍馬暗殺から鳥羽・伏見の開戦まで随分今回はスローな流れに戻ってしまいました。しかし、肝心の小御所会議では山内の殿様のパフォーマンスもなく、薩摩の陰謀というのもいまいち分かりません。長州藩は蚊帳の外なのでしょうか。
 今回はあくまで反戦平和主義に立ち回る小松帯刀が病気のため、薩摩にとどまり、その間に西郷・大久保が倒幕を実行に移すというものでした。小松が病で上洛できなかったのは事実ですが、脚本家はそれをよいことに小松が止めることができずに暴走してしまうような描き方をしたいようです。小松の病因は桐野先生のブログが詳しいです。でも、小松が辞官納地を提案しているのだったら、明らかに徳川家を追い詰めていませんか。このへんは戦争の嫌いな優しい小松を描くために歪みが生じていますぜ。
 なのに天璋院の実家今和泉家に行き、天璋院を故郷に帰らせるように母を説得したり、久光まで使って手紙を書かせるなど明らかに変です。もう徳川家に殉じるという決意は固めているのだから、はっきりいってこの回とんだヤブヘビです。
 その間に江戸市中での薩摩藩の放火は続き、ついに三田薩摩藩邸を焼き討ちに。こんな飛ばしようじゃ鳥羽・伏見も軽くスルーされるのでしょう。ホームドラマだから仕方ないといえば仕方ないのですが。

 史跡紀行では大阪市中央区の大坂城を紹介していました。本来なら三田薩摩藩邸跡を紹介すべき回なのですが。なお、大坂が大阪に改められるのは明治維新後のことです。大坂城は未訪ですが、カリスマ編集者森田芳夫の後継者でもあるH津歴史文化財団が取材していますので、今回は大坂城と最寄のJR大阪城公園駅のスタンプをUPします。嗚呼、大阪城行ってみたいです。

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(写真提供/H津歴史文化財団)

『篤姫』もいよいよ最終回まで、残りカウントダウンを数えるまでになりました。なお、来週は取材で日曜におりませんので、更新が若干遅れます。あしからず。

残り2カ月切りましたが、四條たか子先生著の『天璋院篤姫と幕末を旅する』(一水社)を購入していない方は、ぜひこちらからご覧になって購入してくださいまし。来年にはほぼ絶版確実のため。

投稿者:管理人
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2008年11月09日 21:14に投稿されたエントリーのページです。

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