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ヨーロッパ鉄道心の旅・クリスマス編2

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 パリを出た世界最速TGVの旅も、美しいシャンパーニュの風景と、くつろぎの乗り心地に酔いしれているうちに、20両もの長編成列車はストラスブールのホームいっぱいに停車しました。ストラスブールは長い歴史の中で、フランスとドイツの国籍になんと5度も変わった町です。ヨーロッパの十字路と呼ばれるこの町の、歴史の深さが、重厚な駅舎の色に、染み込まれているようです。
 TGV新線開業に合わせ造られた、総ガラス張りの大ドームがこの駅舎を覆い被さり、近未来的な風貌を表しています。それにしても、歴史ある駅舎をそのまま残し、最新デザインと共有させるという、ヨーロッパの町造りには、感心させられますね。
 モミの木にクリスマスツリーを飾る発祥の町であるストラスブールは、クリスマス市が町のあちらこちらで開かれていて、クリスマスを楽しむ人々で賑わっています。長い夜が続くこの季節は、夕暮れになると町の目抜き通りや、建物の壁面に飾り付けられたクリスマスイルミネーションが輝き、いっそう華やかさを盛り上げています。日曜日のためか、たくさんの観光客が世界遺産に登録されている名所プチィットフランスの、木骨組みの建物が並ぶ美しい風景を散策しながら、イル川の河岸に沿って歩いて行きます。

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 夕暮れ時、私たちもこの人並みを追うようにして、スポットライトに照らされ聳え立つ、ノートルダム大聖堂まで歩きました。赤色の砂岩で260年の年月を架けて造られた高さ142mのゴシック様式の傑作です。大聖堂の周りには、ケーキや、チョコレート、ローソク類やオモチャ、人形など、クリスマスツリーのオーナメントなどを売る屋台がところ狭しと並び、本場クリスマスの賑わいを醸し出しています。特設のメリーゴーランドには、サンタ帽をかぶった子どもたちが、廻る光の中ではしゃぎまわります。また、チャップリンの真似をした道化師や、サンタクロース姿のおじさんも、広場に集う人々と、クリスマスの雰囲気を楽しんでいます。

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 時と共に鳴り響く、大聖堂の壮厳な鐘の音が、お祭りの賑わいに拍車を懸け、本場のクリスマスのムードが最高調に達します。頭上に、エンジェル模様のイルミネーションが輝く通りを、クレベール広場まで歩くと、高さ20mはあろうかという伝統のモミの木の、巨大ツリーのイルミネーションが、輝く星のように光っていました。ドイツとフランスの景色や文化遺産を持つ、古都ストラスブールは一度に二つの国の雰囲気を楽しめます。また、花が咲き、町が美しく飾られた季節と、クリスマスでイルミネーションで輝く時期の、二通りの町の顔がある、奥深い素敵な町ですね。
パート3につづく

投稿者:にわあつし
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2007年12月18日 06:06に投稿されたエントリーのページです。

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