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『風林火山』第26回「苦い勝利」

ついに晴信の名を貶める史実の笠原城のジェノサイドです。
笠原城を囲んだ晴信に対し、上杉憲政の援軍を待つ笠原清繁。さらに村上義清の挟撃を恐れた晴信は相木市兵衛に偽りの内応をさせ、村上の進軍を止めさせます。義清の「謀略は好かん」というセリフ。思いっきり体育会系に描かれています。
しかし、予算を削ったのか、脇役はどうでもいいのか。長尾景虎の栃尾城の戦いはあっけなく、小田井原の戦いは合戦のシーンもなく終わっています。どうもこの小田井原の戦いというのは、勘助が『甲陽軍鑑』で初めて登場する碓氷峠の戦いと混同される向きもありますが、援軍5000のうち3000を討ち取るなんて、戦いの殺傷率にしてはちょっと高すぎる気もします。
晴信の笠原城の皆殺しの戦略は、信長がしばしとった戦略ですが、結局、この時代、まだ実力が均衡しているときですから、刃向かう者が続出しても当たり前のことで、常勝を誇る晴信が由布姫に「負けることが恐ろしい」と由布姫に泣きついているところは、まだまだ子どもですな。
今回の見どころは、第8回で登場した平賀源心の娘・美瑠姫(菅野莉央)が、成長して笠原清繁の妻(真木よう子)になっていたところです。可愛らしい子役の演技と勘助との絡ませ方からいってどうつながるのか気になっていましたが、こういう設定だったんですね。8回では自害しようとするところを、勘助が止めたわけですが、今回は夫の仇敵となり、勘助の差し出した水をはねのけてしまう。何とも因果な話です。で、笠原城の女・子どもは人身売買で売られてゆくわけですが、美瑠姫は小山田信有の妻になるようです。第22回でも書きましたが、こちらは2代目出羽守で、まさか美瑠姫との間に生まれるのが、最後の最後で武田勝頼を裏切る小山田信茂なのか?と思いましたが、信茂の生誕は天文8年(1539)なので、さすがにそれはないですよね。

史跡紀行では長野県佐久市の笠原城と御代田町の小田井宿を紹介していました。笠原城はJR小海線の北中込駅が最寄ですが、それでも登山口までは徒歩で1時間かかります。北中込は無人駅で、御代田は国鉄時代にしか降りたことがないので、今回は佐久市の中心となる中込駅のスタンプをUPしました。

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2007年07月01日 06:28に投稿されたエントリーのページです。

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